概要
LINEは話題を分ける文化が形成されず、通知量が爆発してしまうという設計バグがある。したがって我々はSlackないしDiscordを利用するべきである。
先行研究
セキュリティ的にガバガバという指摘がなされている(記事は2016年02月24日だけどそこから治ったという話を聞かない)
問題事例
親戚の間で私のじいちゃんばあちゃんがなんか会った時のための緊急連絡用のグループがある。まあそこまではいい。
ところが緊急連絡以外の話題も「和みがあってもいいよね」なる謎理論で持ち込まれるようになった。
そして通知がうるさいから22:00-7:00まで緊急時以外投稿しないというworkaroundが出てきて運用している。
原因
人間集まれば話が脱線しいろいろ話をしたくなるものである。
LINEのグループも人が集まっていると捉えることができる。
ところがLINEのグループには話題を分ける手段が提供されていない。
さらに時間帯を指定して通知を切る方法もない。
つまり通知のON/OFFがグループ単位で、しかも時間指定がないので手動でしかできないため、話が脱線することを許容すると通知量が爆発していまい、かつそれを制御する方法がない。
LINEに限った解決策
話題ごとにLINEのグループを分けるという方法があるが、通常数多くのグループに所属しており、同じメンバーの別のグループを捜索するコストが高い。
またそもそも新しくグループを作るコストも馬鹿にできない。作ったグループは管理が必要だが(メンバーの追加/削除)そのコストも増大してしまう。
しかも時間帯を指定してグループごとに通知を切るのが結局全ユーザーの手動で行う必要がある。
人間面倒くさいことは長続きしない。
Slackでの解決策
Slackは主にプログラマーに人気の会話ツールだ。
プログラミングができる人には極めて高い拡張性を持ったSNSで、プログラミング?なにそれおいしいの?という人にもすでにある公開された拡張機能を使うことで大体の場合うまく行く。しかも拡張機能の導入方法は管理者だけが知っていればよく、ただ使うだけの人は何も知らなくていい。
channel
話題を分ける手段としてSlackならチャンネルがある。
チャンネルとは、LINEのグループの中に複数の会話する場所があると考えればよい。
また、チャンネルごとに通知を
受け取る/メンションされた(@のあとにユーザー名を書くとメンションが飛ぶ)/受け取らない
が設定できる。
Do Not Disturb
Do Not Disturbを設定すれば
23:00-7:00まで緊急時以外投稿しないというworkaroundが出てきて運用している。
のようなworkaroundはいらない。
こいつは時間帯を指定して予め通知を受け取らない時間帯を設定できる。
Discordでの解決策
主にゲームやプログラミングをする人に人気のSNSだ。SkypeというSNSを置き換えることを狙っている。Slackと違ってビデオ通話もできる。
channel
Slackと同様にchannelがある。
また、チャンネルごとに通知を
受け取る/メンションされた(@のあとにユーザー名を書くとメンションが飛ぶ)
が設定できる
オンライン状態
Discordではオンライン状態というSkype由来の機能がある。
オンライン/退席中/起こさないで/オンライン状態を隠す
という4つの状態があり、これらは一定時間何もしなかったりするとなんかいい感じに自動検出して切り替わる(手動でも制御できるが)。「起こさないで」はDo Not Disturbの日本語訳だ。
これは通知の制御以外にLINEにある既読機能の置き換えでもある。
LINEの既読とはつまるところ誰が今居るのかを知るためのものではないだろうか?既読数という曖昧な情報しか得られないLINEと違い具体的に誰が居るか一目瞭然だ。
まとめ
LINEは優れたツールとは言えずむしろ無視できない欠点があるといえる。ツールの欠点に起因して運用でいろいろカバーするのは非常にめんdで健全ではない。
今一度LINEを利用している人はそれが妥当か検証するべきではないか。