もともと計画していた2日目の工程
蔵王温泉(泊)10:20→11:05山形11:30→12:28大石田12:35→13:11銀山温泉16:35→17:02尾花沢待合所17:25→19:15仙台20:00→21:04アクティブリゾーツ宮城蔵王(遠刈田温泉)(泊)
銀山温泉に突撃して仙台に48ライナーで抜けて、遠刈田温泉に泊まるというものだ。
さて、実際はどうなったのだろうか。見ていく。
朝食と宿からの景色
朝食付きで予約したので朝食を食べた。結構量があるので案外食べるのに時間がかかった。
さて、実は親に旅行してることを報告すると紅葉の写真を所望されていた。
宿から紅葉見えたしヨシ!
もっと紅葉を味わおうとする: 樹氷高原駅へ
宿をチェックアウトしててくてくあるいてバスターミナルに行こうかとしていたら、別の宿泊者の方が蔵王ロープウェイまでの送迎を依頼していたらしく、ちょうど出るところであったので載せてもらった。
たどり着くと残念ながらそこのロープウェイは係員の方がコロナに感染したとかで、閉鎖されていた。
しかし蔵王には他にも2つロープウェイがある。この日やっていたのはここから更に奥に進んだもう一つのロープウェイである。
チケット売り場にはけっこう人が並んでいた。この時点でもうすぐ10時といったところであったから、銀山温泉へ行くための10:20のバスは迫っていた。つまり、銀山温泉か、それとも蔵王の紅葉か。その二者択一を迫られたわけである。
紅葉には勝てなかったよ・・・。
奥にみえる緑の鉄塔がこの日は止まっていた蔵王中央ロープウェイである。
今回乗ったロープウェイは、以前大学のスキーの授業で来たときに何度も乗っているが、秋に乗るのは初めてである。
そこから林を抜けると百万人ゲレンデに出る。
28番リフト降り口
2の渡り方向。椅子に座ると吹き上げてくる風が少し肌寒い。
百万人ゲレンデを見下ろす。スキーを履いてきたときは緩斜面に思えたのに歩くと案外急である。
28番リフト降り口を見上げる
地蔵山頂駅へ
はじめは紅葉終わりがけの景色を駆け抜けていたが
気がつけば色を失っていく。
地蔵山頂駅の景色もすこし白い。
手すりをよく見ると斜めの同じ方向に氷がついている。
木の枝にも・・・。
これらは霜氷と呼ぶらしい。
冬に来ると埋まりがちなお地蔵様もきちんと拝めた。
蔵王のお釜に挑む
さて、ロープウェイ登る前にはただの一ミリもそんなつもりはなかったのですが、掲示されている地図を見ると案外蔵王のお釜が近いことに気が付きます。お釜のほうにいくバスは運行終了と出ていましたから完全に想定外でしたが、コースタイムを計算すると往復2時間半、その後お昼ごはんと考えれば全然行けそうです。検討してみましょう。
まず天気は想定に反してかなり良くなっていました。数日前に見た曇り時々雨とは一体・・・。
装備ですが、風を凌ぐアウターと保温する薄手のセーターと長袖の服。そして手袋。そしてビニール傘。すこし薄い長袖のズボン。ズボンに不安が残りますが昼間に行動するぶんには問題なさそうです。ビニール傘にはこの際壊れてもいいので杖として役目を果たしてもらいましょう。
食料は東京から持ち込んでまだ食べてなかったフランスパン風味の謎のロールパンが2個あります。熊野岳で食べるのにちょうど良さそうです。
というわけで登り始めました。まずは標高差70mを登って地蔵山
足元の霧氷と奥の低い山の紅葉の対比がいいですね。しらんけど。
一旦下って木道を進みます。そこから少し歩きにくい石畳を進みます。
地蔵山山頂をまく道と合流するとそこはワサ小屋跡です。
どんどん進む。
熊野岳付近、そしてお釜
熊野岳避難小屋に到着。熊野岳に直登するルートも地図上はあるはずが、当日の私はその分岐を見つけられなかった。
登ってきた道
避難小屋
お釜は避難小屋からだと影に隠れて中まで見えなかった。。
これも避難小屋の跡地?
とにかく尾根なので風が強いわけで、これを利用して風をしのいで小休憩を取った。
ここから熊野岳山頂へはすぐで、歩きやすい道なので駆け足で進んでいると立て看が・・・。
避難小屋から5分、山頂に到着です。
この神社の小屋で休憩をしました。
中で出会った年配の男性2人組のかたとお話をしていていたら、たくさん水を持ってきたからとお湯を沸かしてもらってスティックコーヒーときゅうりの漬物をごちそうになりました。自分が変わりに渡せるものがなかったのですこし恐縮しつつ、話していると、福島の方から来た方らしく、刈田岳からピストンしようと熊野岳に来たようです。
この蔵王も近年火山活動が活発なので、話は御嶽山噴火の話になり、ここなら噴石が来ても助かるかもしれない、いやだめだろうみたいな話をしていました。
さて、いよいよお釜を見に行こうと、馬の背分岐へ向かって下っていきます。
馬の背分岐に到着です。奥には先程見た避難小屋が見えますね。
そして振り返ってもうすこし崖際に近づくと・・・
お釜です。緑色の水が見えます。きれいですね!
下山
蔵王では風の向きが常に一定なので、霧氷の付き方も指向性があります。したがって、同じ道でも行きと帰りではだいぶ表情を変えるわけです。
山形駅へ、遠刈田温泉へ
昼食を食べ、お土産とか記念品を買いました。
バスターミナルに戻り山形駅にいきます。
バス待ちをしているときに、年配の女性2人組の方々と話が盛り上がって蔵王のお釜の写真を見せたりしてました。
山形駅に到着です。途中からたくさんの高校生が乗り込んで来ました。まあ路線バスですからね。見た目が高速バス感ありますが路線バスです。
山形駅からは仙山線で仙台を目指します。バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅で話題の山寺駅や作並駅や東北福祉大前駅を通ります。
仙台駅で遠刈田温泉行きの高速バスに乗ります。遠刈田温泉に行くバスは34番乗り場、ところで48ライナーは21番乗り場ということでちょうど道路挟んで向かいにあるようですね。48ライナーの乗り場には結構人が並んでいました。