yumetodoの旅とプログラミングとかの記録

旅や登山の記録やプログラミング関連の話とかフリーソフト紹介とか

atgt2019 4匁勇者記録

atgtとは

「あめちゃん」が考案し、平成17年2月に2ちゃんねるVIP板にて開催された「VIPPERのあんたがたに挑戦します」

GMが提示したパスワードから出題される謎を解き、その答えが指し示す場所に突撃すると、そこには次のパスワードが。

全国に散らばった謎を辿り、顔も知らない仲間達と協力する、世界で最もwktkな遊びです。

そして、その遊びはTwitterの世界にも持ち込まれました。それが「Twitterのあんたがたに挑戦します」です。

ルール
  1. 8桁のパスワードをメモし、財布を持ってセブンイレブンへ。
  2. コピー機で「ネットプリント」を選択し、パスワードを入力して問題を印刷。
  3. 印刷された問題を解いて現地を突き止める。
  4. 現地でパスワードが書かれたガムテープを探す。
  5. 1~4を繰り返し、ゴールを目指す。

4匁のガムテの場所を探せ!

atgtではn問目をn匁と記載する慣習がある。

さて、その問題だが、かなり難易度の高い問題だった。

自分は再現CGのアプリが必要となった時点で解くのを断念しました。最終的に三次元クロスワードみたいなことやってて、解いてる人が怖くなりました。

というわけで、JR中央東線藤野駅の南、緑のラブレターにあると判明。

これが12/21 21:04のこと。

ガムテをだれが取りに行くか

目的地は山の中であったため、この時点でその日のうちに取りに行くのは現実的ではなくなっていた。

一応自分も車で行けないか検索してたが

やっぱり慣れない夜道を走るのは危ないよなと思ってやめた。

ついでにどうでもいい知見を得た。

というわけで、普通に家族とクリスマスパーティーをしてワイン飲んで楽しんだ。

・・・そしてそのまま寝るはずだった。

しかしあの記憶が蘇る。

qiitadon.com

そう、あれは「Twitterのあんたがたに挑戦します2018」、最終問題は自分の家のすぐそばだった。

行こうと思えば行けるし、先着できそうなのに、行かないの?

私が行くんだ。

AM2:21、行くと決めた私は目覚ましを2つ、AM4:30にセットし、ベッドに入って寝た。

目覚ましの音で目覚めると、AM4:46だった。始発には間に合わない。

しかし他の方の動向を見るに、依然として先着できそうである。

持っていった装備は

・・・なぜ懐中電灯を持っていかなかったのか。

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八王子で待ってたら来た回送電車は高尾始発の成田エクスプレスだった。まあそこはどうでもよい。

藤野駅についた。とてつもなく暗い。

ルートはこんな感じ。

寒いので(家出る前の予報は2℃)ちょっと駆け足で川を渡った。

そこからはGoogle Mapとにらめっこしつつ慎重に進んだ。まだ街灯があるから見えることは見える。

route

問題はここから先だ。街灯なんてない。

i1

AM6:11、A21の標識があった。「いや、山に登るんとちゃうしな」と思って右に行かなかった。これは正しかった。

道に迷う私選手

ここからは実は「JOA公認401 藤野園芸ランド」とかいう散策コースを進むことになる。

というわけで下の地図や

map

実際通ったルートを描画した地図を参照しつつ見てほしい。

行ったときはこんなマップは見ていない。Google Mapのみだ。

ミス1

m1

写真を見てほしい。これは帰り道に取った後撮りだ。ついたときは日が昇っていないから、iPod touchのカメラじゃ何も映らないレベルでくらい。というか肉眼でも微かに白みだした空の明かりを頼りに進んでいた。

すると何が起きたかというと、写真にピンクで示した矢印が正解ルートなのだが、これを見落とした。つい砂利の白っぽいのを追いかけてしまった。

結果道が途絶え、おかしいと気が付き、むりやり短距離を藪こぎして正解ルートへ復帰した。

・・・したはずだった。

ミス2

m2

図を見てほしい。例によって後撮りだ。

正解ルートに復帰した私が再びミスをする。図中の水色のルートを進んでしまったのである。

正解はピンクの矢印で示したルートである。目を凝らすと階段が見えると思う。

さらに目を凝らすと標識が見える。これを間違いに気がついて水色のルートを引き返してきて実際に通った時間に撮影したのがこれだ

i2

しかしこの標識を裏から見たために、水色のルートが正解だと勘違いした。

結果として誰かのお墓にたどり着いた。

・・・いや、なんでやねん。

i3

とにかくそこから上に上がるルートもないし、やっぱりさっきの標識をちゃんと見よう、と思って引き返し、階段を上がっていった。AM6:16のことである。さして傾斜がない道をたかが20m進むのに、遠回りしたせいで5分もかかったわけである。

さて、もう順調だろう。

・・・しかし。

ミス3

階段をのぼるとT字路になっていた。A23というポイントである。右に行くと山の奥に抜けていってしまうよなぁと思い左に曲がった。

ここまでは正しい。

問題は次だ。

i4

A24というポイントがある。AM6:17のことである。この標識は分岐にしかないというのを執筆中の私は知っているが、行動時の私は知らない。というか普通道標って分岐以外にもあるしな。

後撮りしたここの全景を見てみよう。

m3

ここは木々が生い茂っていて、帰り道に撮った写真ですら暗くてこれでも画像補正で相当明るくしている。当然行ったときは視界が4mくらいしかない。

地形的にやや谷っぽくなっている。谷筋はうかつに登ると崖に遭遇しやすい。もっというと小さな沢かなにかだと最初は思った。

したがってこの分岐をスルーした。

しかししばらく進むと視界がひらけて畑が見えた。

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黄緑の矢印の根元あたりから畑が見えたわけだ。Google Mapを開いてこれを確認した私は行き過ぎていると判断し、引き換えした。

しかし先程言ったA24の標識のところが分岐だと気が付かない私はA23の分岐まで行き、直進した。

つまり山の裏側から上がれるような道になっているのかな?と推測したわけだ。

しかし進んだもののどう見てもそんな道はなさそうだった。

まじでGoogle Mapが使い物にならない。地理院地図はiPodから見るにはきついので応援を要請した。

しかしここまで来ると思い当たるフシは、もうA24の標識のところしかなかった。

正解ルートへの復帰

舞い戻った私はA24の分岐から上がっていくルートに進路を取った。最初はまじで沢かと思っていたので足元の硬さを調べたりしつつだったが、10mくらい進むと道らしくなったのであってると確信を持てた。

p3

A25の標識を見つけたのがAM6:23。ようやく「緑のラブレター」という文字を見つけた私はほっと一息ついた。あと少しや。

ガムテ発見

進むと「愛の鐘」を見つけた

ちょうどもうちょっとで日が登るかな?という時間、AM6:25であった。

愛の鐘

吐く息が無風なもんだからそのまま滞留して真っ白に写っている。写真の左上の明かりの塊は藤野駅だ。

鐘の中を覗くとガムテがあった。人生初のatgtガムテゲットである。

こうしてガムテをゲットすると結構嬉しい。めっちゃ嬉しい。こうして執筆中のわたしも嬉しい。

もうちょっとでセバアアアアン(=セブンイレブンネットプリントする担当)が撤退シてしまうところであったが、滑り込みでネプリのコードを渡すことができた。

家に帰るまでが遠足です

遠足じゃないけどな。

長居しても寒いだけなのでさっさと戻ることにした。帰り道にブログに使う素材写真を撮ったりしつつ、藤野駅までてくてく帰っていった。

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川を渡ってるあたりで完全に日が昇ってきた。AM6:42である。

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藤野駅に到着した。ちょうどAM6:50発の中央特快東京行きが出ていってしまったが、転換クロスシートに座りたかったので、その後のAM7:04発普通高尾行きに乗れたのは良かった。

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高尾では中央特快に乗り換え、さらに豊田駅で始発の快速に乗り換えた。

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国立到着。

うどんウマー。

藤野駅からのルートの高低差

各種地図とにらめっこしつつ割り出したルートをプロットしたデータを国土地理院の断面図作成ツールにぶちこんでCSVを取得し、Excelで適当にプロットしたのが下の図である。

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割と最後のA24からが急登だったことがわかる。

反省

  • 懐中電灯は持っていきましょう
  • Google Mapなんか投げ捨てて地理院地図を見ましょう。特に陰影起伏図。

余談

8匁の京終駅に行く勇者は明日やろうなと思って本腰入れてこの記事書いてたら、突撃勇者は現れるわ、9匁が15分で瞬殺されて北海道南幌の発寒駅ポストとわかるわ、それに行く勇者が現れてるわでこの夜の進捗あり過ぎでは?

というわけで執筆時点、まだまだatgt2019は続いています。Twitter#atgt2019へ。

追記

実はあのあと足のスネのあたりが筋肉痛になりました。変なところが痛むなぁ・・・。

というわけで、現地GMサイドの話はこちらに書かれているようです。

note.com

あと作問GMサイドの話はこちらに書かれているようです。

「じゃあ積み上げるブロックを全て記憶して『頭の中』のスケルトンを具現化しよう」と考えたのです。

とかいうパワーワードが見られます。

ameblo.jp

共沸点やそのときの組成の情報はどこにあるか

東京理科大学の化学系学科の人間なら受けるであろう物理化学実験では相平衡の実験で2-propanol(2-プロパノール, Isopropyl alcohol)-benzene(ベンゼン)の共沸をやる。

ところがこの文献値が簡単には見つからない。

まず見に行くであろうは、Webページから中身を見たり検索できる丸善の化学便覧 基礎編 改訂5版だろう。 実際これには相平衡の話が書かれているが、2-propanol-benzeneはない。(Ⅱ-193ページだけWebからみると中身が抜け落ちているが、実際の本を見に行っても載っていない)

となるとぐぐるしかない。

ぐぐるとまず見つかるのは

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

この知恵袋だ。

気液平衡データ集 大江修造編著 講談社

が上がっているので図書館の蔵書検索を書けるとこんな感じで出てくる。

気液平衡データ集

ところがこれらには2-propanol-benzeneは載っていない。

Vapor-Liquid Equilibrium Data Collection, Jurgen Gmehling, DECHEMA のシリーズに出ているはずです。

とあるのでこれも蔵書検索をかけるとこんな感じになる。

Vapor-Liquid

3番は日本語版のとデータ的には同一だ。4番は工業化学科書庫にあって取りに行くのがだるいためとりあえずパス。

さて、困った。

まあ、あーでもないこーでもないと検索をし続け、論文とかも探したが、結局たどり着いたのがこのWikipedia

en.wikipedia.org

ばっちり2-propanol-benzeneも載っている。さて、もちろんWikipediaは参考文献には使えない。これの出典はどこだ?

正しく記述されているWikipediaのページには内容を検証可能な出典が記載されている。

Lange's Handbook of Chemistry, 10th ed. pp1496-1505

これらしい。書名で検索を書けるとヒットした。

Lange's Handbook of Chemistry

というわけでこれのp. 2445に目的のデータが載っている。

共沸点は71.7℃、組成は2-propanol 33.7 (wt. %), benzene 66.3 (wt. %)となっている。

というわけで2-propanol-benzeneのデータは東京理科大学神楽坂キャンパスの図書館で入手できるということがわかった。

20190930侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメントを提出した。

2019年09月30日から2019年10月30日にかけて、侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメントが実施されていたので提出した。

www.bunka.go.jp

search.e-gov.go.jp

10月はじめにTwitterを騒がせたアレである

togetter.com

パブコメのページでは以下の資料が提示された。

当初はこの(別紙)質問事項及び回答様式とやらに記載して、chosaku@mext.go.jpに【侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメントへの意見】というタイトルで送れ、とあった。

後に撤回され、自由に文章を投げつけられるようになった。

そういうわけでパブコメをテキストで投げつけてきた。

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その全文を下に掲載する。忙しくて今日まで先延ばしにしてて、今日授業の合間を縫って即席で仕上げた文章なので十分推敲できなかったのがくやしい。

全文

20190930侵害コンテンツのダウンロード違法化等に関するパブリックコメント

1.基本的な考え方 (1)「深刻な海賊版被害への実効的な対策を講じること」と「国民の正当な情報収集等に萎縮を生じさせないこと」という2つの要請を両立させた形で、侵害コンテンツのダウンロード違法化(対象となる著作物を音楽・映像から著作物全般に拡大することをいう。以下同じ。)を行うことについて、どのように考えますか。(後略)

回答不能である。

そもそもダウンロード違法化によって、「深刻な海賊版被害への実効的な対策を講じること」と「国民の正当な情報収集等に萎縮を生じさせないこと」は両立できない。

何故ならば、「深刻な海賊版被害への実効的な対策を講じること」をダウンロード違法化を前提としてなにか対策を行うことが不可能であるからである。

例えばアクセス警告方式が一時期話題に上がったが、これは検閲の禁止(電気通信事業法第3条)および日本国憲法第21条に反する。また技術的には中間者攻撃にあたり、現在広く普及しているHTTPS(TLS)によって不可能である。どうしても行うなら中国が行っているような秘密鍵を当局に提出するしかないが、これはインターネット全般に対する検閲を行う宣言に等しい。こうした課題を無視してもなお、単なる閲覧は違法化され得ないのであり、複製が行われたか閲覧のみに止まったかは、サイト側からもインターネット接続サービス側からも判別不可能である。

したがって質問の設定が誤っており、いかなるダウンロード違法化も許容されない。

今回の法整備の意図は「(添付3)文化庁当初案の考え方に関する資料(侵害コンテンツのダウンロード違法化)」の「音楽・映像分野における違法ダウンロード刑事罰化による抑止効果」に解説のある通り、閲覧は合法だから効果は限定的にも関わらず、それでも効果はゼロじゃないから立法したいという話で合ったはずで、これはそもそも「国民の正当な情報収集等に萎縮を生じさせる」ことを意図した立法だったはずであり、自己破綻甚だしい。

「深刻な海賊版被害への実効的な対策を講じること」は現在もあるアップロードに対する規制やリーチサイト規制(ただし対象を何かしらの方法で明示的にかつ最小限に制限して)を持って行われるべきである。

2.懸念事項及び要件設定 (1)侵害コンテンツのダウンロード違法化を行うことによる懸念事項として(後略)

挙げられている全項目についてとても懸念される

(2)上記の懸念などを踏まえ、具体的にどのような要件・内容とすることが望ましいと考えますか。 (i)侵害コンテンツのダウンロード違法化に関する文化庁当初案(添付1~3参照)について、どのように考えますか。

5 要件にかかわらず、侵害コンテンツのダウンロード違法化自体を行うべきではない

(vi)(i)で5を選択した場合、その理由を教えて下さい。

上述のとおり「深刻な海賊版被害への実効的な対策を講じること」と「国民の正当な情報収集等に萎縮を生じさせないこと」は両立できない。

3.その他

(2)リーチサイト対策に関して御意見があれば、記入して下さい。

リーチサイト対策、もう少し言うとリーチサイト運営者に対しては何らかの対策が必要であるが、すべてのリーチサイトを対象とする法整備は事実上WWWで広く行われているハイパーリンクそのものの規制という誰も望まない未来につながるため、範囲を最小限度に絞った規制が必要である。

繰り返しになるがリーチサイト規制はWWWでの活動すべてを規制しかねず、国民生活を根本から破壊できる力を持っている。したがっていかにして客体を最小限に絞るかが肝心になるが、例えば漫画・アニメに限定としても、何をもって漫画・アニメなのかとかということになり、定義が不明瞭になる。しかしリーチサイト規制の条文がそのような曖昧な定義によって行われるのであれば国民生活を破壊しかねない。

現時点では十分に議論が深まっておらず、立法は時期尚早である。

(3)その他、海賊版対策全般に関して御意見があれば、記入して下さい。

2月に直前になって差し戻しになった本法制は影響範囲が極めて膨大であるにも関わらず、技術的可能性や法的安定性について十分に議論されたとは言い難い。今回のパブリックコメントではなにか具体的な法案を示さず前回の資料を使いしているあたり、前回と同様かそれ以上に影響範囲の大きいものを提出する気ではないかと深刻な懸念を示さざるを得ない。今回のパブリックコメントの設問は多重質問の誤謬という悪質な手法が使われており、設問作成者は十分反省するべきである。