教職概論の時間で教師に求められるものを学ぶ中で、「わかりやすい授業づくり」や「指導力」が求められていると教わった。しかし、わかりやすい授業をすることがどれほど大変か、ということを改めて痛感させられている。
私は神楽坂一丁目通信局というサークルでプログラミングをしている。このサークルでは伝統として2年生が1年生にプログラミングの講習会を開いていて、私はその教科書作成主筆と講習会講師を務めることになった。しかし、わかりやすく物を伝えるというのはたとえ自分がそのことについて完全に理解していても難しく、例えば変数とはなにか、といったごくごく初歩的なことすら十分に伝わらない。
教師になるということは当然その教科について完全な理解が求められるのはもちろん、それをわかりやすく伝えられなければならない。自分は化学について十分に理解できているとは思っていない。十分に理解できていることですら伝わらないのに、どうして不十分な理解でものを説明できようか。
私はわかりやすく伝える技術の向上と教科に関する理解をより深めることを目標に、大学2年目を過ごしたい。