node.jsとnpmの導入
更新の激しいnode.jsの導入をまさか公式のインストーラでやる輩はこの世に存在すまい。当然バージョン管理ソフトを使うべきだ。 Windowsだとnvmは利用できない(後述のmsys2上でもnvmのインストールはできるがそこからnode.jsをインストールできない)。というわけで
nodistを使う。まあnvm for Windowsでもいいのだが。
nodist dist
とすると、提供されているバージョンを一覧で表示できる。
nodist + latest
とすれば最新版が手に入る。執筆時点ではnode.jsは7.9.0が最新だった。あとは
nodist use latest
とすれば最新のnode.jsが利用できる。注意点として、どういうわけかpowershellで動かすとうまくいかない。
そのままの勢いでnpmを最新にする。
npm update -g npm
これでよい。
MSYS2
- 7-Zipを落とす
https://sevenzip.osdn.jp/
より64bit版もしくは32bit版を
既に入っている人も、2015/11/19に随分久しぶりに最新版が出たのでバージョンを上げるといいです - 7zipをインストール
ダブルクリックして実行すればいいです。 - msys2を落とす
http://sourceforge.net/projects/msys2/files/Base/
よりお使いのアーキテクチャ(おそらくはx86_64)をクリックしmsys2-base-[アーキテクチャ]-[日付].tar.xz を。exeの方は1回も使ったこと無いのでわかりません。 - 7-zipで解凍
- msys2_shell.cmdをダブルクリック、Close Windowと言われたらばってんを押して閉じる
- 再びmsys2_shell.cmdをダブルクリック、pacman -Syuuと打ち実行、また閉じる
- 再びmsys2_shell.cmdをダブルクリック、pacman -S mingw-w64-i686-clang mingw-w64-x86_64-clangとと打ち実行、また閉じる
pacman -S base-devel mingw-w64-i686-openssl mingw-w64-x86_64-openssl mingw-w64-i686-go mingw-w64-x86_64-go gnupg
する
そうしたら~/.bashrc
に
export GOROOT=${MINGW_PREFIX}/lib/go export GOPATH=$HOME/.go
を追記します。GOPATH
はまあどこでもいいんですが。
Tsubone System3を取ってくる
mingw64_shell.bat
を立ち上げ(なかったらmsys2_shell.cmd -mingw64
)
$ go get -d github.com/kagucho/tsubonesystem3/ $ cd $GOPATH/src/github.com/kagucho/tsubonesystem3
する。この時、$GOPATH/src/github.com/kagucho/tsubonesystem3
のWindowsから見たパスを調べておく。
MariaDB
Download
まずはインストーラーを取ってくる必要がある。
今回はMariaDB 10.1.22 Stableを利用する。
からmariadb-10.1.22-winx64.msi
をDownloadする。
GnuPG署名検証
Checksum
をクリックして、GnuPGの署名をコピーし、mariadb-10.1.22-winx64.msi
と同じ場所にmariadb-10.1.22-winx64.msi.sig
とかしてテキストファイルを作り貼り付ける。
次にMariaDBのGPG公開鍵を取ってくる。
https://mariadb.com/kb/ja/yum/#mariadb-署名鍵を手動で取り込むmariadb.com
にURLだけ載っているので、MSYS2を立ち上げ、
$ wget https://yum.mariadb.org/RPM-GPG-KEY-MariaDB $ gpg --quiet --with-fingerprint RPM-GPG-KEY-MariaDB
とする。
pub 1024D/1BB943DB 2010-02-02 MariaDB Package Signing Key <package-signing-key@mariadb.org> フィンガー・プリント = 1993 69E5 404B D5FC 7D2F E43B CBCB 082A 1BB9 43DB sub 4096g/672557E6 2010-02-02
このフィンガープリントが
https://mariadb.com/kb/ja/gpg/
と一致していることを確認する。
そうしたら
$ gpg --import RPM-GPG-KEY-MariaDB
として鍵を取り込み、
$ gpg -u <自分の公開鍵のid> --sign-key package-signing-key@mariadb.org
で署名する。自分の公開鍵のidは
$ gpg -k
すると
pub 4096R/FE05ED49 2017-03-23 [有効期限: 2019-03-23] uid yumetodo <yume-wikijp@live.jp> sub 4096R/830A7319 2017-03-23 [有効期限: 2019-03-23]
のように出て来るがこの場合FE05ED49
がそれだ。ない場合は
http://qiita.com/moutend/items/5c22d6e57a74845578f6qiita.com
この辺を見て作る。
さて、これで署名検証する準備ができた。Downlaodしたインストーラーのある場所に行く
$ cd <where you downlaod installer> $ gpg --verify mariadb-10.1.22-winx64.msi.sig mariadb-10.1.22-winx64.msi
gpg: 2017年03月14日 05時37分47秒 JSTにDSA鍵ID 1BB943DBで施された署名 gpg: 信用データベースの検査 gpg: 最小の「ある程度の信用」3、最小の「全面的信用」1、PGP信用モデル gpg: 深さ: 0 有効性: 2 署名: 1 信用: 0-, 0q, 0n, 0m, 0f, 2u gpg: 深さ: 1 有効性: 1 署名: 0 信用: 1-, 0q, 0n, 0m, 0f, 0u gpg: 次回の信用データベース検査は、2019-03-23です gpg: "MariaDB Package Signing Key <package-signing-key@mariadb.org>"からの正しい署名
検証終了だ。
Install
基本的には
を見てインストールするべきだ。
インストールパスを変更したい場合はここでやる。
MariaDBの管理コンソールのrootユーサーのパスワードを設定する。好きなものを入れればいい
あとUse UTF8 as default server's character set
は軽くググッた感じONにしたほうがいい気がする(あとで変えられそうだったのでまあ大した問題じゃないはず)
Port番号が3306とMySQLのWell Known Portになっているのは、MariaDBがMySQLのforkだからだろうか。
DBの作成とデプロイ
まずはMariaDBのコンソールを立ち上げる。
私はWindows10のスタートメニューに耐えきれずにClassic Shellを入れているがまあMariaDBで検索すれば見つかるだろう。
CREATE DATABASE tsubonesystem;
する。;
を忘れずに。
今度はCommand Prompt (MariaDB 10.1 (x64))
を立ち上げて、$GOPATH/src/github.com/kagucho/tsubonesystem3
のWindowsから見たパスに移動する
"D:\Program Files\MariaDB 10.1\bin\mysql" -uroot -p tsubonesystem < test.sql
とするとデプロイできる。
msys2でnode.jsを使えるようにする
これが難儀した。まずmsys2のパッケージ管理システムであるpacmanで取ってこれるところにmingw-w64-x86_64-nodejs
がある。これを利用すればいいと思うかもしれないが、まずnode.jsのバージョンがまだ6.x系だった。しかしそれが問題なのではない。ここでnpmを使おうとしてmingw-w64-x86_64-npm
を入れようとしたら、そんなものはないという。
次にmsys2ならnvm使えるのでは?と思ったが、冒頭に書いたようにそうも行かない。
したがって、Windowsに普通にInstallしたnode.jsを利用することにした。
まずコマンドプロンプトで
where node
とする。これでどこにnode.jsがインストールされているかわかる。私の場合は
C:\Program Files (x86)\Nodist\bin\node.exe
と表示されたのでC:\Program Files (x86)\Nodist\bin
にある。
次にmsys2のPATHにここを追加する。~/.bashrc
に
export PATH="/c/Program Files (x86)/Nodist/bin":$PATH
を追記してさらに、
$ cat "$NODIST_PREFIX/bin/nodist_bash_profile_content.sh" >> ~/.bashrc $ source ~/.bashrc
としてnodistを呼べるようにしつつ反映する。
注意点として、まれにnpm -g
系のコマンドが上手くいかないことがあるので、globalをいじるのはmsys2のbashからではなくコマンドプロンプトからやるほうが無難である。
build
msys2のshellで
$ cd $GOPATH/src/github.com/kagucho/tsubonesystem3 $ make prepare $ make
する。
それから
どうすればいいんだ?ブラウザで検証したいんだが・・・