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covid 19デマ: 「コロナウイルスは27度のお湯を飲むと防げる」への注意喚起テンプレ

皆様、こんにちは。昨日〇〇さんによってデマ情報がこのLINEグループでも拡散されていたようですので、信じないように注意喚起させていただきます。

covid 19(新型コロナウィルス)の感染者が指数関数的に増大していく中、不安なお気持ちは察しますが、どうかこういうときこそ冷静に情報を吟味し、 また特に情報を発信するときは十分な裏付けがあるかを検証するよう、心からお願い申し上げます。

ここから長文が続きますが、

  1. どのようにしてデマを見抜くか
  2. 〇〇さんの情報のどこが誤りか
  3. covid 19の今後の見通しと取るべき対応

の順番で話を勧めていきます。

1. どのようにしてデマを見抜くか

もっとも簡単で効果的な方法は、Google検索にぶちこむことです。実際「耐熱性に乏しく、26-27度の温度で殺傷します。」を検索すると、 「まんまと騙されました!」といった文字が目に入ると思います。 具体的に何がどう嘘なのか書かれた情報にたどり着くのは難しくても、嘘かもしれない、と警戒するに十分な情報は容易に得られます。

もうすこし頑張って検索すると

チェーンメールも…新型コロナのデマ拡散「お湯で予防」 病院も困惑 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/586997

新型コロナウイルス『お湯を飲んで予防』のデマ拡散。専門家は「常識的に考えてありえない」 https://www.huffingtonpost.jp/entry/hot-water_jp_5e54987fc5b66729cf6120e9?ncid=other_twitter_cooo9wqtham&utm_campaign=share_twitter

コロナウイルスは27度のお湯を飲むと防げる」とメッセ回ってきたので「ガセネタじゃね?」と返したら起きた話|山本一郎(やまもといちろう)|note https://note.com/kirik/n/n403513592417

といった情報を見つけることができます。

また、そもそも同じような文章が検索で多数引っかかる時点で警戒するべきです。実際今回のデマ情報は典型的なチェーンメールです。 チェーンメールというのはよくできていて、あなたの不安な気持ちにつけこんで内容をつい他人に拡散したくなるように文章が考えられています。 3.11のときもこうしたチェーンメールによって福島の農家の方は大きな被害を被りました。 かつてチェーンメールといえば「このメールをn(n>1)人の人に送ってください」という文言があるものが知られていましたが、近年ではそうではありません。

今回はたまたまURLは含まれていませんが、チェーンメールでよくある手口として、文言にURLを含めて、そのWebページを閲覧させるという手法もあります。 お使いのPCやスマホにOSやブラウザのアップデートが適用されていない場合、コンピューターウィルス感染のリスクがあります。 LINEではなくE-Mailで来た場合はさらに注意が必要で、コンピューターウィルスが仕込まれた事例も多数過去には報告されています。 チェーンメールを受け取ったあなたが拡散させると、ネズミ算式に被害が拡大します。

2. 〇〇さんの情報のどこが誤りか

今回のコロナウィルスは非常に熱に弱いことがわかりました。 耐熱性に乏しく、26-27度の温度で殺傷します

このような事実は存在しません。そもそも人間の体温が何℃だったか思い出してください。 ちなみにここの温度を変えた版(36℃とか57℃とか)も出回っているようですが、タンパク質が変性するような温度では人体はやけどを負うでしょう。 こういうのを本末転倒といいます。


なので、より多くのお湯を飲んでください。 お湯を飲むことはすべてのウィルスのためにも効果的。冷たいものは厳禁です。

これも正しくありません。お湯の飲み過ぎは水中毒のリスクがあります。やめましょう。

出先で熱いお湯や白湯を調達して頻繁に飲むように。

確かに喉に付着したウィルスを胃酸に流し込むために、10~15分おきに水分をごく少量摂ることが有効であることは示されていますが、 飛沫・接触感染はなにも喉からだけ感染するわけではなく、目や肛門を含む粘膜全般に対して言える話です。 効果は限定的と言えるでしょう。 また10~15分おきに摂取する水分が熱いお湯や白湯である必要性は皆無です。 そもそも平常時は唾液が生産されてそれを飲み込んでいます。十分な湿度のある部屋で平常の精神状態でいれば気にする必要はありません。


カテキン入りのお茶 生姜 ニンニクも効果がある

カテキンや生姜、にんにくの抗菌作用はしばしば誤解されています。

http://www.catechin-society.com/effect_02.html 通常飲んでいる濃さの約300分の1の濃度の紅茶エキスを60分作用させることにより、A型インフルエンザの感染力が失われるという結果が出されています。 またB型インフルエンザでは125分の1の濃度の紅茶エキスで60分作用させることにより感染力が失われました。

次のような事例は報告されていますがこの意味を正確に理解することが重要です。

すなわち、ウィルスを高濃度に含んだ溶液に一定濃度のカテキンを加えたところ失活した、と読むべきであって、 カテキンをたくさん摂ることでウィルスの感染力を失わせることができる、と読むことはできません。

ましてやカテキンがどの程度あるウィルスに作用するかはそれぞれ異なります。まだcovid 19に対してどの程度有効であるかは立証されていません。

生姜、にんにくについても同様です。

またこうした抗菌作用を示す物質が効果を発揮するには十分長い時間ウィルスと接していなければなりません。 体内で抗菌作用を示す物質とウィルスを長時間接触させることは不可能です。

体温より熱いお風呂

ウィルスへの効果はありません。むしろヒートショックのリスクが高く、命に関わりますから絶対に行わないでください。とくに糖尿病や高血圧の方はやってはいけません。

3. covid 19の今後の見通しと取るべき対応

厚生労働省がすでにあなたが取るべき対応について簡潔にまとめています。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf

もう耳にタコができるほど聞いているとは思いますが、「手洗い」と「咳エチケット」を徹底することで感染するリスク、感染を広げるリスクを下げることができます。

世間では消毒用アルコールの品薄状態にあるようですが、石鹸で手洗いすることはウィルスを洗い流せるという点においてアルコール消毒よりさらに効果的です。 ぜひ外出先から帰宅したときはあちこち触る前に手洗いすることと、できればスマホの画面をアルコール消毒することを心がけてください。

マスクもまた品薄状態にあり、それゆえにマスクにアルコールを吹きかけて使い回す、パニックになってN95マスクを求めるといった事例が見られるようですがいずれも行わないでください。 これについては台湾の衛生福利部(日本で言う厚生労働省)のWebページがわかりやすいのでGoogle翻訳を使って読んでみてください。 https://www.fda.gov.tw/TC/siteContent.aspx?sid=11139

ウィルス感染というのは指数関数的に感染者が増大するものです。おそらく梅雨の時期~夏頃まで感染者は増大していくと考えられます。

一方で医療体制というのはそんなに簡単に増強できません。

風邪症状が出たときは仕事を思い切って休む、電話で相談することなく病院に行かないことを心がけてください。

その他covid 19(新型コロナウィルス)については厚生労働省から情報が発信されています。 残念ながらIT後進国である日本の厚生労働省のWebページはわかりやすいとは言い難いですが(台湾などと比較して) 友人やテレビのワイドショーの出演者といった信頼できない情報源に頼らずに、厚生労働省などの発信する信頼できる情報を確認してください。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

もし時間が余っていて、まだ不安が残るようでしたら、人体の働きについて勉強することは決して損になりません。 かといって専門書を背景知識なしで読むのは難しいと思います。 そこでおすすめするのは「はたらく細胞」です。漫画が原作でアニメ化されています。 医学的に、生物学的に極めて正しく描写がされており、ウィルスとの戦いで活躍する白血球やキラーT細胞、B細胞やマクロファージといった細胞の働きについて学ぶことができます。 dアニメストアニコニコ動画支店なら月額400円(税別)で「はたらく細胞」を含むアニメが見放題になります。 https://www.nicovideo.jp/tag/%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%8F%E7%B4%B0%E8%83%9E_d%E3%82%A2%E3%83%8B%E3%83%A1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2?sort=f&order=a

atgt2019 4匁勇者記録

atgtとは

「あめちゃん」が考案し、平成17年2月に2ちゃんねるVIP板にて開催された「VIPPERのあんたがたに挑戦します」

GMが提示したパスワードから出題される謎を解き、その答えが指し示す場所に突撃すると、そこには次のパスワードが。

全国に散らばった謎を辿り、顔も知らない仲間達と協力する、世界で最もwktkな遊びです。

そして、その遊びはTwitterの世界にも持ち込まれました。それが「Twitterのあんたがたに挑戦します」です。

ルール
  1. 8桁のパスワードをメモし、財布を持ってセブンイレブンへ。
  2. コピー機で「ネットプリント」を選択し、パスワードを入力して問題を印刷。
  3. 印刷された問題を解いて現地を突き止める。
  4. 現地でパスワードが書かれたガムテープを探す。
  5. 1~4を繰り返し、ゴールを目指す。

4匁のガムテの場所を探せ!

atgtではn問目をn匁と記載する慣習がある。

さて、その問題だが、かなり難易度の高い問題だった。

自分は再現CGのアプリが必要となった時点で解くのを断念しました。最終的に三次元クロスワードみたいなことやってて、解いてる人が怖くなりました。

というわけで、JR中央東線藤野駅の南、緑のラブレターにあると判明。

これが12/21 21:04のこと。

ガムテをだれが取りに行くか

目的地は山の中であったため、この時点でその日のうちに取りに行くのは現実的ではなくなっていた。

一応自分も車で行けないか検索してたが

やっぱり慣れない夜道を走るのは危ないよなと思ってやめた。

ついでにどうでもいい知見を得た。

というわけで、普通に家族とクリスマスパーティーをしてワイン飲んで楽しんだ。

・・・そしてそのまま寝るはずだった。

しかしあの記憶が蘇る。

qiitadon.com

そう、あれは「Twitterのあんたがたに挑戦します2018」、最終問題は自分の家のすぐそばだった。

行こうと思えば行けるし、先着できそうなのに、行かないの?

私が行くんだ。

AM2:21、行くと決めた私は目覚ましを2つ、AM4:30にセットし、ベッドに入って寝た。

目覚ましの音で目覚めると、AM4:46だった。始発には間に合わない。

しかし他の方の動向を見るに、依然として先着できそうである。

持っていった装備は

・・・なぜ懐中電灯を持っていかなかったのか。

img

八王子で待ってたら来た回送電車は高尾始発の成田エクスプレスだった。まあそこはどうでもよい。

藤野駅についた。とてつもなく暗い。

ルートはこんな感じ。

寒いので(家出る前の予報は2℃)ちょっと駆け足で川を渡った。

そこからはGoogle Mapとにらめっこしつつ慎重に進んだ。まだ街灯があるから見えることは見える。

route

問題はここから先だ。街灯なんてない。

i1

AM6:11、A21の標識があった。「いや、山に登るんとちゃうしな」と思って右に行かなかった。これは正しかった。

道に迷う私選手

ここからは実は「JOA公認401 藤野園芸ランド」とかいう散策コースを進むことになる。

というわけで下の地図や

map

実際通ったルートを描画した地図を参照しつつ見てほしい。

行ったときはこんなマップは見ていない。Google Mapのみだ。

ミス1

m1

写真を見てほしい。これは帰り道に取った後撮りだ。ついたときは日が昇っていないから、iPod touchのカメラじゃ何も映らないレベルでくらい。というか肉眼でも微かに白みだした空の明かりを頼りに進んでいた。

すると何が起きたかというと、写真にピンクで示した矢印が正解ルートなのだが、これを見落とした。つい砂利の白っぽいのを追いかけてしまった。

結果道が途絶え、おかしいと気が付き、むりやり短距離を藪こぎして正解ルートへ復帰した。

・・・したはずだった。

ミス2

m2

図を見てほしい。例によって後撮りだ。

正解ルートに復帰した私が再びミスをする。図中の水色のルートを進んでしまったのである。

正解はピンクの矢印で示したルートである。目を凝らすと階段が見えると思う。

さらに目を凝らすと標識が見える。これを間違いに気がついて水色のルートを引き返してきて実際に通った時間に撮影したのがこれだ

i2

しかしこの標識を裏から見たために、水色のルートが正解だと勘違いした。

結果として誰かのお墓にたどり着いた。

・・・いや、なんでやねん。

i3

とにかくそこから上に上がるルートもないし、やっぱりさっきの標識をちゃんと見よう、と思って引き返し、階段を上がっていった。AM6:16のことである。さして傾斜がない道をたかが20m進むのに、遠回りしたせいで5分もかかったわけである。

さて、もう順調だろう。

・・・しかし。

ミス3

階段をのぼるとT字路になっていた。A23というポイントである。右に行くと山の奥に抜けていってしまうよなぁと思い左に曲がった。

ここまでは正しい。

問題は次だ。

i4

A24というポイントがある。AM6:17のことである。この標識は分岐にしかないというのを執筆中の私は知っているが、行動時の私は知らない。というか普通道標って分岐以外にもあるしな。

後撮りしたここの全景を見てみよう。

m3

ここは木々が生い茂っていて、帰り道に撮った写真ですら暗くてこれでも画像補正で相当明るくしている。当然行ったときは視界が4mくらいしかない。

地形的にやや谷っぽくなっている。谷筋はうかつに登ると崖に遭遇しやすい。もっというと小さな沢かなにかだと最初は思った。

したがってこの分岐をスルーした。

しかししばらく進むと視界がひらけて畑が見えた。

i5

黄緑の矢印の根元あたりから畑が見えたわけだ。Google Mapを開いてこれを確認した私は行き過ぎていると判断し、引き換えした。

しかし先程言ったA24の標識のところが分岐だと気が付かない私はA23の分岐まで行き、直進した。

つまり山の裏側から上がれるような道になっているのかな?と推測したわけだ。

しかし進んだもののどう見てもそんな道はなさそうだった。

まじでGoogle Mapが使い物にならない。地理院地図はiPodから見るにはきついので応援を要請した。

しかしここまで来ると思い当たるフシは、もうA24の標識のところしかなかった。

正解ルートへの復帰

舞い戻った私はA24の分岐から上がっていくルートに進路を取った。最初はまじで沢かと思っていたので足元の硬さを調べたりしつつだったが、10mくらい進むと道らしくなったのであってると確信を持てた。

p3

A25の標識を見つけたのがAM6:23。ようやく「緑のラブレター」という文字を見つけた私はほっと一息ついた。あと少しや。

ガムテ発見

進むと「愛の鐘」を見つけた

ちょうどもうちょっとで日が登るかな?という時間、AM6:25であった。

愛の鐘

吐く息が無風なもんだからそのまま滞留して真っ白に写っている。写真の左上の明かりの塊は藤野駅だ。

鐘の中を覗くとガムテがあった。人生初のatgtガムテゲットである。

こうしてガムテをゲットすると結構嬉しい。めっちゃ嬉しい。こうして執筆中のわたしも嬉しい。

もうちょっとでセバアアアアン(=セブンイレブンネットプリントする担当)が撤退シてしまうところであったが、滑り込みでネプリのコードを渡すことができた。

家に帰るまでが遠足です

遠足じゃないけどな。

長居しても寒いだけなのでさっさと戻ることにした。帰り道にブログに使う素材写真を撮ったりしつつ、藤野駅までてくてく帰っていった。

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川を渡ってるあたりで完全に日が昇ってきた。AM6:42である。

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藤野駅に到着した。ちょうどAM6:50発の中央特快東京行きが出ていってしまったが、転換クロスシートに座りたかったので、その後のAM7:04発普通高尾行きに乗れたのは良かった。

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高尾では中央特快に乗り換え、さらに豊田駅で始発の快速に乗り換えた。

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国立到着。

うどんウマー。

藤野駅からのルートの高低差

各種地図とにらめっこしつつ割り出したルートをプロットしたデータを国土地理院の断面図作成ツールにぶちこんでCSVを取得し、Excelで適当にプロットしたのが下の図である。

img

割と最後のA24からが急登だったことがわかる。

反省

  • 懐中電灯は持っていきましょう
  • Google Mapなんか投げ捨てて地理院地図を見ましょう。特に陰影起伏図。

余談

8匁の京終駅に行く勇者は明日やろうなと思って本腰入れてこの記事書いてたら、突撃勇者は現れるわ、9匁が15分で瞬殺されて北海道南幌の発寒駅ポストとわかるわ、それに行く勇者が現れてるわでこの夜の進捗あり過ぎでは?

というわけで執筆時点、まだまだatgt2019は続いています。Twitter#atgt2019へ。

追記

実はあのあと足のスネのあたりが筋肉痛になりました。変なところが痛むなぁ・・・。

というわけで、現地GMサイドの話はこちらに書かれているようです。

note.com

あと作問GMサイドの話はこちらに書かれているようです。

「じゃあ積み上げるブロックを全て記憶して『頭の中』のスケルトンを具現化しよう」と考えたのです。

とかいうパワーワードが見られます。

ameblo.jp

共沸点やそのときの組成の情報はどこにあるか

東京理科大学の化学系学科の人間なら受けるであろう物理化学実験では相平衡の実験で2-propanol(2-プロパノール, Isopropyl alcohol)-benzene(ベンゼン)の共沸をやる。

ところがこの文献値が簡単には見つからない。

まず見に行くであろうは、Webページから中身を見たり検索できる丸善の化学便覧 基礎編 改訂5版だろう。 実際これには相平衡の話が書かれているが、2-propanol-benzeneはない。(Ⅱ-193ページだけWebからみると中身が抜け落ちているが、実際の本を見に行っても載っていない)

となるとぐぐるしかない。

ぐぐるとまず見つかるのは

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

この知恵袋だ。

気液平衡データ集 大江修造編著 講談社

が上がっているので図書館の蔵書検索を書けるとこんな感じで出てくる。

気液平衡データ集

ところがこれらには2-propanol-benzeneは載っていない。

Vapor-Liquid Equilibrium Data Collection, Jurgen Gmehling, DECHEMA のシリーズに出ているはずです。

とあるのでこれも蔵書検索をかけるとこんな感じになる。

Vapor-Liquid

3番は日本語版のとデータ的には同一だ。4番は工業化学科書庫にあって取りに行くのがだるいためとりあえずパス。

さて、困った。

まあ、あーでもないこーでもないと検索をし続け、論文とかも探したが、結局たどり着いたのがこのWikipedia

en.wikipedia.org

ばっちり2-propanol-benzeneも載っている。さて、もちろんWikipediaは参考文献には使えない。これの出典はどこだ?

正しく記述されているWikipediaのページには内容を検証可能な出典が記載されている。

Lange's Handbook of Chemistry, 10th ed. pp1496-1505

これらしい。書名で検索を書けるとヒットした。

Lange's Handbook of Chemistry

というわけでこれのp. 2445に目的のデータが載っている。

共沸点は71.7℃、組成は2-propanol 33.7 (wt. %), benzene 66.3 (wt. %)となっている。

というわけで2-propanol-benzeneのデータは東京理科大学神楽坂キャンパスの図書館で入手できるということがわかった。