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201410雲取山登山記-概要編-

はじめに

今回は東京都最高峰雲取山に行ってきました。水根(奥多摩湖)→鷹ノ巣山→七ツ石山→雲取山→芋ノ木ドッケ→白岩小屋→霧藻ヶ峰→三峰山、という具合に1泊2日の行程で行きました。

全般に時間にゆとりのない行程だったため、あまりゆっくりと景色を眺めるようなことは出来ませんでした。(そもそもあまり眺望のいい登山道ではない)

この雲取山登山において新たに挑戦したのは、山荘ではなく避難小屋に泊まることでした。これまでも1泊2日の行程で登山したことはありましたが(第1回・第2回丹沢登山)、避難小屋に泊まったことはありませんでした。

装備

当日までにしっかりと用意して持っていったもの

基本的な装備・持ち物

登山靴、登山向けリュック、ザックカバー、ヘッドランプ、レインウェア(登山向け)、地図(山と高原の地図「22.奥武蔵・秩父」「23.奥多摩」、電子国土地理院地図の印刷)、コンパス、腕時計、ポケットティッシュ、トイレットペーパー、薬類(正露丸を含む)、ビニール袋、タオル、エマージェンシーシート、携帯電話(au)、保険証、免許証、デジタルカメラPENTAX Optio S10、Panasonic DMC-TZ60)

服装

ズボン下、ズボン(7分丈)、下着、帽子、ソックス、スポーツウェア(半袖)、ユニクロの長袖Tシャツ、ストック

調理器具・宿泊用品

バーナー、ガス、コッヘル、シュラフ、歯ブラシ、携帯用折りたためる水袋

食料

アルファー化米(白飯、炊き込みご飯)、鯖の水煮缶、カロリーメイトソイジョイウィダーinゼリー、チョコレート(ブランデー入り)、ピーナツ、黒糖あめ

忘れたり紛失したりして当日購入したもの

一日目の昼食(おにぎり)、軍手、タオル、水(500 mLペットボトル)

当日の天気

10/5の台風情報

登山1日目の2014年10月4日はくもり、そして霧、という天気でした。登山二日目の5日及び登山翌日の6日は、台風18号の影響で雨が降っており、6日は多くの飛行機・電車が運転見合わせや欠航、大幅な遅延に追い込まれました。登山2日目である10月5日も次第に雨が強まっていきました。

台風18号 上陸の恐れ 藤野 勝成
http://web.archive.org/web/20141030234146/http://www.tenki.jp/forecaster/diary/katsunari_fujino/2014/10/05/16661.html

下に示すのは気象庁の気象データです。

小河内 2014年10月4日 (1時間ごとの値) 一覧
降水量(mm) 気温(℃) 風速・風向(m/s) 日照
時間
(h)
風速 風向
1 0.0 19.0 0.3  
2 0.0 18.9 0.3  
3 0.0 19.2 0.0 静穏  
4 0.0 19.2 0.2 静穏  
5 0.0 19.0 0.5 北西  
6 0.0 18.8 0.2 静穏 0.0
7 0.0 19.5 0.4 西南西 0.0
8 0.0 20.1 0.9 北東 0.0
9 0.0 20.8 0.8 南南東 0.0
10 0.0 21.7 1.1 西北西 0.0
11 0.0 21.5 1.5 0.1
12 0.0 21.0 1.7 0.0
13 0.0 21.0 1.1 0.0
14 0.0 20.8 0.4 西北西 0.0
15 0.0 20.1 0.7 0.0
16 0.0 19.6 0.5 北北西 0.0
17 0.0 19.2 0.1 静穏 0.0
18 0.0 18.6 0.6 0.0
19 0.0 18.6 0.5 西北西  
20 0.0 18.3 0.1 静穏  
21 0.0 18.2 0.7 南東  
22 0.0 17.7 0.8 北東  
23 0.0 17.3 1.0  
24 0.0 17.1 0.5 北東  
三峰 2014年10月4日 (1時間ごとの値) 一覧
降水量(mm)
1 0.5
2 0.0
3 0.5
4 0.0
5 0.0
6 0.0
7 0.0
8 0.0
9 0.0
10 0.0
11 0.0
12 0.0
13 0.0
14 0.0
15 0.0
16 0.0
17 0.0
18 0.0
19 0.0
20 0.0
21 0.0
22 0.0
23 0.0
24 0.0
小河内 2014年10月5日 (1時間ごとの値) 一覧
降水量(mm) 気温(℃) 風速・風向(m/s) 日照
時間
(h)
風速 風向
1 0.0 16.0 0.9 東北東  
2 0.0 15.4 1.2 北北東  
3 0.5 15.5 0.7 南南西  
4 1.0 15.1 0.7 北北東  
5 1.5 15.1 0.2 静穏  
6 1.0 14.7 1.0 東北東 0.0
7 6.5 14.8 0.7 0.0
8 3.5 14.5 0.4 0.0
9 4.0 14.1 0.8 東北東 0.0
10 6.0 14.2 1.3 東北東 0.0
11 6.5 14.5 0.5 北北東 0.0
12 9.0 14.6 1.3 北東 0.0
13 8.0 14.3 0.9 西 0.0
14 5.5 14.5 0.7 南南東 0.0
15 7.5 14.3 0.7 0.0
16 7.0 14.3 0.4 0.0
17 4.0 14.2 0.4 西南西 0.0
18 5.0 14.4 1.3 北西 0.0
19 9.5 14.3 0.9 北東  
20 11.5 14.4 0.2 静穏  
21 7.0 14.4 0.6 北北西  
22 7.5 14.4 0.7 北東  
23 3.5 14.7 0.8 西北西  
24 8.5 14.8 0.9 北北東  
三峰 2014年10月5日 (1時間ごとの値) 一覧
降水量(mm)
1 0.0
2 0.0
3 0.0
4 0.0
5 1.0
6 1.0
7 1.0
8 6.5
9 1.5
10 2.0
11 5.0
12 7.0
13 7.0
14 1.5
15 7.5
16 6.0
17 9.5
18 3.5
19 8.5
20 5.5
21 8.5
22 10.5
23 7.0
24 8.0

コースタイムとか

正直、下記コースタイムはあまり当てにしないでほしい、特に2日目。というのは、予想外に疲労と雨の影響でコース踏破に時間がかなりかかっているからである。避難小屋に泊まるような装備で、雨の日に、年1度しか登山しない人が登山したらこうなった、程度に考えてほしい。

登山2日目の下山が14:40と早めなのは、雨が強まっていて台風が接近してることから、当初予定していた酉谷山~牛首~赤岩の頭~(川浦渓谷)~秩父鉄道武州日野駅のルートを朝起きた時点で放棄したためである。雨の中、踏み跡が殆ど無い未知を読図しながら歩くのは無謀と考えたからである。

map1

一日目

地点
JR青梅駅 7:44
JR奥多摩駅 8:21 8:35
西東京バス 水根バス停 8:48 8:55
木橋 10:15
鷹ノ巣山・六ッ石山分岐 11:47
鷹ノ巣山・倉戸山分岐 11:54
峰谷分岐 12:01
城山・鷹ノ巣山分岐 12:19
鷹ノ巣山避難小屋 12:50 13:40
千本ツツジ(峰谷分岐) 14:41
七ツ石山・鴨沢分岐 14:59
鴨沢(七ツ石小屋)・ブナ坂分岐(水場) 15:18 15:30
鴨沢・ブナ坂分岐 15:53
ブナ坂(ブナダワ) 16:05 16:08
ヘリポート(五十人平) 16:37
奥多摩小屋 16:41 16:48
ヨモギノ頭 16:55
富田新道分岐 17:00
雲取山 17:25
雲取山巻き道分岐 17:32
雲取山避難小屋 17:47

二日目

地点
雲取山避難小屋 7:30
雲取山(山頂) 7:35
雲取山 8:07 8:25
雲取ヒュッテ(という名の廃虚)(男坂のほう) 8:32
大ダワ 8:43
芋ノ木ドッケ(頂上じゃなく白岩山に近い方) 9:45
白岩山 9:55
白岩小屋(壊れ始めてる) 10:19 10:30
白岩山 11:23
前白岩の肩 11:36
ベンチがあったところ(標高1580 m付近) 11:50
お清平 12:20
霧藻ヶ峰休憩所 12:45 13:10
地蔵峠 13:26
炭焼平 13:50 13:56
二股桧 14:02
鳥居(三峰奥宮・妙法ヶ岳分岐) 14:20
登山道始点(登山届ポスト) 14:30
三峰お犬茶屋山麓亭(三峯神社 14:39
三峯神社バス停 15:55
西武秩父駅 17:15 17:25

二軒小屋尾根・大ダワ林道ルートについて

二軒小屋尾根・大ダワ林道ルートについてですが、2014年現在、登山道は崩壊しており(特に大ダワ林道)、基本的にこのルートを選ぶことはお勧めできません。
ですが一応そのルートについて関連するサイトのリンクを張っておきます。

map2

map1-3

コース詳細

ちょっと長いのと、写真の読み込みがけっこう重いのでページ分けます。

反省

適当に列挙してみる。

  • 地図がコース変更に対応しきれなかった
    一応国土地理院の地図で何とかなったんですが、プリンター印刷の地図なんて雨のなか広げたら読めません。山と高原の地図は
    「22.奥武蔵・秩父(2014)」「23.奥多摩(2014)」「24.大菩薩嶺(2011)」「25.雲取山両神山(2014)」
    雲取山付近が載っている地図なのだが(多すぎません?昭文社さん、絶対一つにまとめられるでしょ)、22,23しか持って行かなかったため、三峰ルートが載っている25がなかった。(4つとも買ってあったんだから、持っていけばよかった。)
  • 紅茶・コーヒーの粉をもってくべきだった
    せっかくお湯沸せるんだから。
  • 計画がむちゃだった
    2日目は疲労してペースが落ちることを計算しておらず、当初計画では酉谷山から牛首、赤岩ノ頭、森林管理事務所、武州日野駅に抜けるルートだったが、これをやるには少なくとも酉谷山避難小屋に泊まる必要があった(もし雨の中突っ切ったら、遭難しないでも酉谷山に着くのが14:00位だったろうから下山前に日が暮れる計算で・・・恐ろしい。)
  • ライターを持っていったのは正解だった
    バーナーに火がつかなかったため。
  • アルファー化米は大ヒットだった
    もともと災害時用の備蓄として買っていたものをすこし買い足して持っていったのだが、調理が簡単で、美味しく、しかもジッパー袋になるから水気の多い汚物の処理も簡単にできた
  • ヘッドライトは一人一つ持っていくべきだった
    ひとつあったんだけど、「まあ懐中電灯あるし」と思ったのは間違いだった。明りのない避難小屋では必須。

んな感じ?まあいいや。